ペガサスのセイヤ 天馬星座の星矢 | |
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所属: | アテナ軍 |
階級: | 青銅聖闘士(ブロンズセイント) |
守護星座: | 天馬星座(ペガサス) |
年齢: | 13歳 |
性別: | 男性 |
出身地: | 日本の旗 日本 |
身長: | 165cm |
体重: | 53kg |
誕生日: | 12月1日 |
血液型: | B型 |
修行地: | ギリシア・聖域(サンクチュアリ) |
技: | ペガサス流星拳 ペガサス彗星拳 ペガサスローリングクラッシュ |
前世: | 天馬 |
声優: | 古谷徹(初代) 森田成一(二代目) 江森浩子(幼少期) |
天馬星座の星矢(ペガサスのセイヤ)は車田正美の漫画『聖闘士星矢』及びそれを原作とするアニメに登場する架空の人物で、同物語の主人公。
作中ではほぼペガサス星矢と呼称されている。アニメの公式表記もこちら。
来歴[]
グラード財団総帥の城戸光政の非嫡出子として産まれる。孤児として育ち、自身も暗黒聖闘士戦まで自身の出生の事実を知らなかった。
幼少時は唯一の肉親である姉の星華(セイカ)と共に孤児院・星の子学園で暮していたが、聖闘士養成のためにグラード財団に引き渡される際に星華と生き別れとなり、聖衣を日本へ持ち帰れば姉に引き合わせると財団に約束され、聖闘士への道を選ぶ。7歳にして聖闘士の総本山であるギリシアの聖域に送られ、白銀聖闘士・鷲星座の魔鈴のもとで6年間に亘って過酷な修行を積む。同じく天馬星座の聖闘士候補生のカシオスを倒した末、聖域より見事天馬星座の聖衣を授けられ、アテナの聖闘士となった。
聖域から日本へ戻ったばかりの頃は、消息を絶った姉を捜すことを第一目的として闘い続けていた。また暗黒聖闘士、白銀聖闘士との連戦後、幼い頃からの不信感により沙織ら城戸家との関わりを断とうとしたこともあったが[1]、城戸沙織の真の姿(アテナの化身)と聖域での異変を知ったことを機に、次第にアテナの聖闘士として目覚めてゆく[2]。
どんな強敵にぶつかっても、倒れるたびに甦ってきたものの、ハーデスとの決戦では心臓に剣撃を受けたことで、遂に瀕死の重傷を負う。この際のハーデスの言葉によれば、かつてハーデスに一度だけ傷を負わせた天馬星座の聖闘士が星矢の前世である。
本編終了後の展開[]
以後の来歴は、本編終了後に公開された劇場版作品『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』、続編漫画『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』で描かれている。
ハーデス戦後、ハーデスの呪いにより生命力も小宇宙も感じられない、廃人のような状態となり、車椅子に座った姿で登場する。ハーデスの怨念がこもった目に見えない剣、「インビジブル・ソード」が胸に刺さったままであり、あと3日で剣が心臓に達するという。
劇場版では、小宇宙も生命力もほぼゼロに等しい抜け殻同然の姿と成り果てていたが[3]、オリンポス十二神のアルテミスと天闘士の台頭、そして沙織の危機に際して再起。しかしハーデスの呪いにより聖闘士としての力を発揮できず、小宇宙を発揮できない上、聖衣に触れたり聖域に近づいたりするだけで全身に苦痛を感じる状態となっていた[4]。沙織の黄金の杖で呪縛から解き放たれ、アポロンとの戦いで新たな聖衣を纏って立ち向かうも、彼の手によって記憶を消されてしまい、聖闘士としての闘いとは無縁の1人の人間としての生活を送ることとなっているなど、原作の続編と齟齬が見られる。以降の動向は、『天界編』以降の作品が制作されていないために未だ描かれていない(2024年4月現在)。
人物像[]
性格的には、少年らしい爽やかさと熱血さとを合わせ持つ[5]。失明に近い重傷を負ったり、仮死状態に陥ったりと多くの負傷に見舞われているが、何度倒れても必ず立ち上がる不屈の闘志[6]、加えてどんな強敵や苦境にもひるまずに立ち向かう真の勇気の持ち主である[7]。その熱い心は、数々の強敵を前に奇跡的勝利をもたらし、そして彼に出会う人間の多くに影響を与えている[2]。一方では誠実な紫龍やクールな氷河と異なり、闘いの最中でもコミカルな表情を見せたりと意外な一面もある[8]。
自身の育った星の子学園は、聖闘士となった後でも安らぎの場所である[5]。共に学園で育ち、現在でも学園で働いている美穂とは幼馴染み同士で、姉が消息を絶った以降は唯一の身内とも呼べる存在[7]。アニメでは、学園の悪ガキ3人組であるアキラ、タツヤ、マコトからは憧れの的となっている[5]。またアニメ初期では、美穂の世話によりヨットハーバーにあるヨットハウスに住んでいた[9]。ヨットハウスでの私生活はかなりだらしなく、台所の流しで洗髪したり、沙織が家を訪ねて来るまでは部屋の中が散乱している上、掃除もしていなかった。
闘いにおいては敏捷性を誇り[5]、そのスピードは青銅聖闘士一とされる[7]。いかなる強敵や苦境にも怯むことなく立ち向かう、真の勇気と不屈の闘志の持ち主である。
聖衣[]
- 天馬星座の聖衣
- ギリシャ・聖域での修行、カシオスら候補生との戦いに打ち勝って、天馬星座の聖闘士の称号として教皇から与えられた聖衣。翼を持つ白馬・ペガサスのイメージ通りの、白く輝く聖衣である。ムウによる修復やアテナの血による進化で最も多くの変貌を遂げていった。原作では進化する毎に覆われる範囲が脛・腿・全身と増していったが、ペガサスの頭と翼をあしらったヘッドギアは、1回目の修復時を除き標準のデザインとなった[2]。アニメの初代聖衣は頭部がヘルメット、腰部はスカート状のオリジナルデザインであったが、アスガルド編からは原作でのポセイドン編以降のデザイン準拠となった[6]。
- ペガサスの名の通り元々背中に翼をもつデザインで装着時には収納されていたのだが、冥界の奥底、嘆きの壁を越えてエリシオンに向かう際にアテナの血によりその機能が発揮され展開した。神聖衣になった際にも翼を持つ[2]。
- 映画『天界編 序奏』でのアポロンとの対決に際しては、天馬星座の聖衣はこれまでの聖衣とも神聖衣とも異なる姿に進化したが、この聖衣の詳細は一切謎である。
必殺技[]
☀ペガサス流星拳
星矢を代表する必殺技。天馬星座の13の星の軌跡を描く構えから、毎秒百発以上の音速の拳を繰り出す。 星矢の小宇宙が高まるほど拳速も増していき、極限まで高まると光速すら超えることもある。 似た技で、一瞬の内に数十発から数百発のキックを流星のように繰り出す技もあり、銀河戦争での檄、冥界でのバレンタインとの闘いで使用した。
ペガサス彗星拳 星矢の最大の拳。ペガサス流星拳の強化版とも言え、分散して撃っていた流星拳を一点に集中して攻撃力を高めた技。 一点に対する威力は流星拳の百倍近くにもなる。
ペガサスローリングクラッシュ 相手を背後から羽交い絞めにして高速で回転しながら空中に飛び上がったのち、同じく高速回転しながら落下して相手を頭から地面に叩き付ける大技[p。
天馬星座 ★ PEGASUS[]
天馬星座「ペガサス座」は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。
比較的明るい星の多い有名な星座である。 α星・β星・γ星・そしてアンドロメダ座α星のアルフェラッツ(もとはペガスス座δ星)からつくられる4角形は、ペガススの大四辺形として知られる。また、北半球ではペガスス座が秋を代表する星座の1つであることから、『秋の(大)四辺形』とも呼ばれる。 命名はギリシア神話のペーガソス(天馬)にちなむ。一般には英語読みのペガサスで知られ、しばしばペガサス座と呼ばれるが、正式な星座名はラテン語読みでペガスス座という。
ペガサス座イータ星(η ペガシ)は、ペガサス座の恒星である。アラビア語で「雨の守り神」という意味のマタルという固有名を持つ。 ペガサス座イータ星のスペクトル型はG2II-IIIで、+3.1等級である。地球からは約215光年離れている。近隣にF0V型の伴星を持ち、また遠くに2つのG型星があるが、主星と物理学的な相互作用を及ぼしあっているかは分かっていない。
ギリシアの神話記: ペガサスは、勇者ペルセウスがメドゥーサの首を切って倒したときに、胴体から生えてきた天を駆ける羽のある白馬である。星座の上では、何故か馬主のペルセウス座とは離れたところにある。ペルセウスがこの馬に乗って故郷に帰る途中、生贄にされていたアンドロメダ姫(アンドロメダ座)を見つけて救った神話を由来とする。ただし、アンドロメダ姫とは関係のない別のペガサスの神話をもって由来とする説もある。
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ 単行本(ジャンプ・コミックス)6巻、97頁。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『聖闘士星矢大全』、40-43頁。
- ↑ 車田正美 『聖闘士星矢車田正美ILLUSTRATIONS 宙(SORA) 車田正美漫画家生活30周年記念企画』 集英社、2004年、74頁。ISBN 978-4-08-782072-0。
- ↑ DVD『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』(バンダイビジュアル、2004月) オーディオコメンタリーより。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢アニメ・スペシャル』 集英社〈ジャンプゴールドセレクション〉、1988年、90-91頁。
- ↑ 6.0 6.1 週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢アニメ・スペシャル』3、集英社〈ジャンプゴールドセレクション〉、1989年、98頁。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 『聖闘士星矢アニメ・スペシャル』、11頁。
- ↑ 車田正美 「全聖闘士名鑑」『聖闘士星矢大全』 ホーム社、2001年、2頁。ISBN 978-4-8342-1690-5。
- ↑ テレビアニメ第3話
参考文献[]
- 車田正美 『聖闘士星矢大全』 ホーム社、2001年。ISBN 978-4-8342-1690-5。
外部リンク[]
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