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プロフィール
きど さおり
城戸 沙織
Saori
所属:アテナ軍
年齢:13歳
性別:女性
出身地:ギリシア・聖域(サンクチュアリ)
身長:155cm
体重:44kg
誕生日:9月1日
血液型:A型
前世:サーシャ
声優:潘恵子(初代)
折笠富美子(二代目)
  


城戸 沙織(きど さおり)は車田正美漫画聖闘士星矢』及びそれを原作とするアニメに登場する架空の人物。

来歴 編集

数百年に一度、地上に邪悪がはびこるときに現れるとされる戦いの女神アテナの化身。地上の平和と[1]、生きとし生けるすべての生命を守る使命を持つ[2]。現代における冥王ハーデスの復活を予期し[3]、物語開始の13年前にギリシア聖域最奥のアテナ神殿に人の姿を借りて降臨した[4]。すなわち、初めから女神アテナとして誕生した

直後、偽教皇に扮した黄金聖闘士双子座のサガに暗殺を企てられるが、その寸前に黄金聖闘士・射手座のアイオロスに救われる。瀕死のアイオロスから、偶然ギリシアに旅行に来ていたグラード財団総帥・城戸光政に託され、彼の孫娘「城戸沙織」として育てられる。光政亡き現在ではグラード財団の実質的な支配者でもある。

銀河戦争を開催し、世界にその存在を知らしめ、星矢はじめ5人の青銅聖闘士らとともに偽教皇(サガ)と対決。激戦の末勝利を収め、聖域を浄化。真の女神として君臨する。続くポセイドンとの闘いでは、自分の身を犠牲にしてポセイドンのもたらした水害を食い止めようとし、最終的に海洋神殿の破壊とポセイドンの再封印を行なう。

ハーデスの復活に際し、アテナとしての真の使命をもって冥界へ赴き、アテナの聖衣を身にまとってエリシオンでハーデスと対峙。氷河紫龍一輝の小宇宙を得てハーデスの真の肉体を黄金の杖で貫き、神話の時代より幾度も繰り返されたハーデスとの戦いに終止符を打つが、星矢が瀕死の重傷を追うという大きな代償を課せられる。

本編終了後の展開 編集

以後の来歴は、本編終了後に公開された劇場版作品『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』、続編漫画『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』で描かれている。

星矢を助けるため、過去にさかのぼり冥王の剣を失きものとすることを決意する。過去にさかのぼるため、姉である月の女神アルテミスに会うことを決意し、アテナの聖衣をまとい瞬と共にオリンポスへと赴く。オリンポスへ向かう途中で道に迷ってしまい、現れた月の魔女ヘカーテに「道を教える代わりに髪をよこせ」と言われるが、あっさりと長かった髪を切って彼女に渡す。「髪は女性の命」と憤慨するに対し、「実は前から短くしたかった」と打ち明ける。オリンポスでアルテミスと会うことができたものの、人間の愚かさを嘆き味方するのはよすよう忠告する姉と対峙する。

劇場版では、グラード財団の別荘にて、廃人同様となった星矢を単身で介護していたが、神に抗った星矢の抹殺に派遣された天闘士から星矢の命を守るため、地上の覇権を姉の月の女神アルテミスに引き渡す。なおもアルテミスの地上への天罰から地上を救おうと、再起した星矢と共に天界軍へ挑む。

天界軍との闘いの後、アポロンにより記憶を消去され、同様に記憶を失った星矢と別荘で再会を遂げる。この際、沙織自身は星矢の記憶が残っているかのような台詞を星矢に投げかけているが、沙織が星矢を憶えているかどうかについては明言されていない[5]

人物像 編集

幼少時は自身の素性を知らず、大富豪の令嬢として何不自由ない生活を送っていたため、邪武を馬代わりに乗り回すなどなど非常にわがままに振舞い、星矢を始めとする多くの孤児たちからは羨望と憎悪の対象となっていた[6]。星矢達が聖闘士となった後も傲慢、我がまま、自分勝手などと罵られていたが[7]、アテナとしての覚醒後はその気性の激しさはやがて神としての気高さへと昇華され[8]、聖闘士たちから絶大な愛と信頼を寄せられている[6]

アニメ版では現代に至るまで自分の素性を知らず、光政の遺志を継いで正義を貫くため、あくまで平和を願う人間の1人として邪悪に立ち向かっていた。白銀聖闘士戦の最中で執事の辰巳徳丸より真実を知らされて以降、自分がアテナの化身ということを自覚していく。そのために自身の正体を知っていた冷静な印象の強い原作と比較し、喜怒哀楽の感情表現や精神的成長の描写も多い[9]

地上の女神としての宿命ゆえ、基本的には自分の感情を敢えて押し殺しているが、その心の奥底では神としての重責に耐え切れず、1人の人間の少女として生きたいという気持ちがある。特に、実姉と引き離され事あるごとに反発していた星矢に対しては、自身も財団の令嬢であるがゆえに逆に孤独に境遇を強いられた過去があるため、自分に似た境遇を感じており、明確な表現が少ないものの恋慕に近いものがある[10]

神であるが故、その小宇宙は至高の聖闘士である黄金聖闘士をも遥かに上回り[11]、それでいて決して攻撃的ではなく、愛と安らぎに満ち[12]、瀕死の聖闘士たちを甦らせる[8]。聖闘士たちにとっては正義の象徴とも呼ぶべき存在である[8]

人智を超えた力を持ち、どんな強敵を前にしても毅然と立ち向かうが、そのためにしばしば敵の手に落ち、神でありながら人間の肉体を持つために命の危機に晒されることも少なくない。しかし、その限りない優しさと大いなる慈悲の心は、敵陣を前にしても決して失われることはない[8]

聖衣 編集

アテナの聖衣(クロス)は、普段は聖域の最奥にあるアテナ神殿で、神話の時代から受け継がれる巨大なアテナ神像に姿を変えている。この像に、アテナ自身の血を浴びせることで復活する。この事実を知っているのは聖戦当時、前教皇・牡羊座のシオンのみであり、アテナ(沙織)自身も知らないことであった。

復活直後は、巨大なアテナ神像が人の手に持てる程度の小ささとなった形状だが、装着時は翼、右手に黄金の杖、左手にを備えた聖衣となる[8]。右の黄金の杖は銀河戦争の当事から沙織が右手に携えていたもので、アテナに仕える勝利の女神・ニケの化身であり、あらゆる勝利を手にする力がある。左の楯は、いかなる神や邪悪の力をも退ける力がある[13]

なお、彼女を含むオリンポス十二神本来の鎧・神衣(カムイ)は、この聖衣とは全く異なる物らしいが、現在でも所在不明。アテナの聖衣こそが実は神衣だとする説もある[14]

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. 週刊少年ジャンプ編集部 『ジャンプ・アニメコミックス 聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち』 集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1995年、13頁。ISBN 978-4-8342-1406-2
  2. 単行本(ジャンプ・コミックス)26巻、22頁。
  3. 単行本19巻、56頁。
  4. 単行本13巻、47頁。
  5. DVD 『聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜』 オーディオコメンタリーより。
  6. 6.0 6.1 車田正美浜崎達也聖闘士星矢 ギガントマキア 盟の章』 集英社ジャンプ ジェイ ブックス〉、2002年、78頁。ISBN 978-4-08-703119-5
  7. 単行本6巻、106頁。
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 『聖闘士星矢大全』、98-99頁。
  9. 週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢アニメ・スペシャル』 集英社〈ジャンプゴールドセレクション〉、1988年、100頁。
  10. 週刊少年ジャンプ特別編集 『聖闘士星矢アニメ・スペシャル』3、集英社〈ジャンプゴールドセレクション〉、1989年、40-42頁。
  11. 単行本7巻、141頁。
  12. 単行本6巻、97頁。
  13. 単行本12巻、105-114頁。
  14. タルカス編 『聖闘士聖衣大全』 ワールドフォトプレス〈ワールド・ムック〉、2008年、124頁。ISBN 978-4-8465-2737-2

関連項目編集

参考文献 編集

外部リンク 編集

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